吹奏楽の夏

wood art music musician

こんにちは、永田です。(@ trombonemusic11)

昨年2020年は吹奏楽コンクールが翌年に繰り越されたため今年は1年振りに音楽溢れる夏になっていますね。音楽と共に素敵な夏を過ごしましょう。私の暮らしている島根県川本町の中高生の吹奏楽部も頑張っていますよ!最後までゆっくりお読みください。

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軍楽隊の音楽

突然ですが吹奏楽の発祥の地はトルコだと言われています。打楽器のシンバルを製造する有名なメーカー等もトルコに多いのもその名残です。一番初めはトルコ軍が大音量で音楽を鳴らして大軍がやって来た様に見せつけ威嚇するために使われました。音楽は戦争に利用されていた歴史があることも忘れてはいけないことだと思います。音楽が軍隊の中で規律を作るために用いられていました。様々な時間や号令を示す信号ラッパもその1つです。マーラーの交響曲の中で頻繁にトランペットのフレーズが用いられるのですが、それはマーラーの幼少時代に過ごした家の近くに軍の駐屯地があり、信号ラッパを頻繁に耳にしていたからと言われています。戦争と音楽が結び付くと灰色の世界、光の無い暗い世界をイメージしてしまします。悲しい音楽の使われ方ですね。

厳しい音楽

上記したように軍楽隊の中で吹奏楽が発展してきたのですが、軍隊=戦争=厳しさ、というものが見えてきます。音楽によって鼓舞されて兵士たちは士気を上げて敵を殺し勝利を手にした歴史もあります。トルコ軍の軍楽隊だけでなく、スコットランド軍の先頭に立つバグパイプ奏者達も大音量で味方の兵を鼓舞して、大音量により敵を威嚇しました。そして第二次世界大戦中アメリカが勝つことができたのはJazzがあったからだという話があります。実際にグレンミラー楽団がヨーロッパ戦線に慰問演奏に行っています。音楽で兵士たちの心は一時的に癒されたことも事実なのでしょう。しかし音楽を幸せ溢れる自分の故郷で聴けたら兵士たちはもっと幸せだっただろうに。そのまま亡くなった兵士も多く居たのでしょうね。本当に悲しい音楽の使われ方ですね。

軍楽隊のための音楽

多くの作曲家が軍楽隊の為に作品を書いています。ホルストの吹奏楽のための第1組曲、第2組曲は英語表記を見るとfor Military Band と書いています。その他、ベートーベン、メンデルスゾーンもマーチを書いています。あとはリムスキーコルサコフはロシア海軍の兵隊で大尉の役職のままで音楽大学でも教えていたそうです。その時に軍楽隊の監督をする機会があって吹奏楽との縁がありの吹奏楽作品を書いています。リムスキーコルサコフのトロンボーン協奏曲の3楽章はマーチ風で軍隊らしさを感じますよ。

陸軍連隊の駐屯地があった島根県浜田市の風景をTiktokで纏めました。音楽はホルスト第二組曲よりマーチです。お楽しみください。

@masa_masa85

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♬ 吹奏楽のための第二組曲 March – ズーラシアンウィンドアンサンブル

西洋音楽の受容

日本人が初めて聞いた西洋音楽は織田信長が宣教師のルイス・フロイスを安土城に招いた時に演奏された教会音楽だと言われていますが、大衆的には幕末の黒船来航時のペリー艦隊の軍楽隊が演奏していたフランス民謡「むすんでひらいて」だったと言われています。どんな編成での演奏だったのか気になりますね。そして薩摩藩が西洋式軍隊を取り入れるときに日本で初めて軍楽隊を作りました。日本が西洋音楽を受容する歴史も、軍隊=戦争=厳しさを含んでいるわけです。やはり歴史は繰り返されますね。そしてその後に教育にも音楽が取り入れられます。文部省の音楽取調掛が音楽について調査をしていきますが、最終的には音楽で国民を統制することが決められて進められました。古関裕而さんを初めとする多くの作曲家が戦争のための音楽を作りました。国がそういう音楽を求めて作らせたのです。そういった歴史を見ていくと日本の音楽教育が持っている厳しい空気感の経緯が見えてくるのです。本来、音楽は厳しさを求めるものでは無くて、軍隊が用いた方法が統制を強いる為だったという事なのですが、厳しい部分が今でも音楽教育の中に色濃く残ってしまっているのではないかと思っています。日本人が今後音楽を心から楽しむために、学ぶために、この歴史背景を共有し、考えて、より良い音楽の活動に舵を切り替えて行っていって欲しいと願います。

音楽の本質部分

音楽の本質は時間の共有だということを過去のブログでもずっと書いてきたのですが、本当にこれに尽きると思います。同じ時間軸を共有しているから演奏を共に奏でられるということ。音楽を奏でる時間を持てること、音楽を奏でる時間を誰かと共有できることは=平和である状態なのだと思います。経済的理由、コロナなどで音楽を排除しようという働きかけ。それは平和を遠ざける働きかけと同じだと思います。

昨年から吹奏楽指導で関わっている島根県川本町の島根中央高校、川本中学校の両校が夏の全日本吹奏楽コンクール島根県大会にて金賞受賞しました。そして両校とも島根県代表として中国大会に出場することが決まりました。顧問の先生からも夜に電話をいただきました。中学生の部員のみなさんが電話越しで「1位通過でした!」という喜びの声を伝えてくれましたが、私が電話越しで全然聞き取れず何度も何度も言わせてしまいました(笑)ごめんなさい。

音楽の本質である時間の共有が行われていると奏でる音楽が素敵に輝きます。どれだけ他の人の音に耳を傾けられるか。自分がこの音楽から何を感じているのかを音で表現すること。この2つのことをレッスンではずっと伝えてきました。最終的に3年生達が目指していたところに行けたのは素敵な事です。8月末の中国大会でも良い演奏をしてください。

この世界には素敵な音楽がもっともっとあって良い。まだまだ足らない。私たちの心の中にある素敵なもの、感じたことを音楽を通して外に出してみんなで共有していけたら良いですね。

音楽は人と人を繋ぐもの。私自身も音楽をやっていたから出会えた人、出会えたものが沢山あります。こんなにも人生の中で様々な人やモノがつながっていく不思議。

今回も最後までお読みいただきありがとうございました。

8月・9月の フィリピンと美味しいお料理~音楽と共に ご予約お待ちしております。

そして10月、11月の秋にも音楽イベントを色々と準備しています。確定しましたら告知いたしますのでどうぞお楽しみに(^^♪

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