しまね×音楽×地方創生

島根県の真ん中にある川本町で音楽を用いた地域活性化を行っています。島根県というと出雲大社を連想される方が多いと思いますが、川本町はもう少し西側、石見(いわみ)と呼ばれる地域に属しています。世界遺産の石見銀山、伝統芸能の石見神楽、新鮮な魚介料理、野菜、お肉も新鮮です。

なぜ地域活性化に携わろうかと思ったかというと、フィリピンにて国際協力の現場で働いていた時、日本での地域活性化との類似性があるように感じたため帰国後は地方のことに関わりたいと考えたからです。その類似性とは未開発である部分、可能性を秘めているという点です。

そしてインターネットで検索をしていると音楽の町、島根県川本町が出てきました。

父方の祖父母が島根県安来市の出身であることも島根とのご縁なのかもしれませんね。

私が今暮らしている川本町は人口が約3,000人、中国地方最大の河川である江の川(ごうのかわ)が流れています。石見銀山がすぐ近くにあったため江戸時代は幕府が治める天領でした。古くから江の川の水運の中継地だったため大変栄えていたそうです。中世から始まった、たたら製鉄には欠かせない天秤ふいごの発明者がこの川本町に居られたことを記した碑が町内の弓市八幡宮の境内に残っています。たたら製鉄は火を起こし砂鉄を加えて玉鋼(たまはがね)を作ります。天秤ふいごは空気を送り出すシステムで強い火力を絶やさないために重要でした。(ジブリ映画「もののけ姫」にも女性が足で踏んでいるシーンが出てきますね)

昭和に入ってからは江の川の水運に変わりJR三江線が開通して川本町は周囲の町村を含めた郡の中心となる郡都として栄えていましたが、2018年3月31日、江津⇔三次間を結んでいたJR三江線は廃線となりました。

音楽の町の由縁は昭和40年代と昭和60年代に川本高校(現 島根中央高校)が全日本吹奏楽コンクール全国大会で金賞を受賞したことからです。それによって平成の初めに客席1,000人収容ができる立派なコンサートホールが建てられていますが残念ながら現在は過疎化により音楽あふれる町という雰囲気はありません。少しでも音楽文化を育んでいきたいと思い川本町の歴史、文化、自然を主題とした音楽を公募する吹奏楽作曲コンクールを企画しました。審査委員長には作曲家の朴守賢(ぱくすひょん)さんに依頼をして川本町にある川本中学校、島根中央高校の吹奏楽部の部員も審査員として参加する町中を巻き込んだ音楽企画として2020年に開催しました。

川本町について書いた記事[LIFULL 地方創生]

オリジナル・クラフトビール🍺

ビールの風味は癒し系?和菓子を食べるときに使用する楊枝はクロモジという材木で作られています。このクロモジの枝をポキッと折るとローズウッドのような良い香りがします。その香りをビールに入れています。とれも飲みやすくて、アロマ効果のある癒されるビールです。主催する音楽イベントでこのビールを飲んでいただく機会を作っています。

ビールの醸造は島根県江津市にある株式会社 石見麦酒さんにお願いしています。

オリジナル・クラフトビール

@masa_masa85

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♬ Parade der Zinnsoldaten / Hammond Organ(822574) – KeySets

ビール瓶ラベルのデザインはグラフィック・アーティストの馬場多絵さんに描いていただきました。ビールの風味であるクロモジの花言葉は「誠実」です。そこから感謝を伝えることが連想されました。英語での手紙やメールの最後に日本語で敬具にあたる「Sincerely(心から)」という言葉を記します。ラベルのデザインの手紙の部分にメッセージを書くスペースがあります。贈り物にもピッタリです。

オリジナル・キャラクターのCozy君をラベルに起用

ビールを造ろうと思ったキッカケ。私の父はアルコール中毒で亡くなりました。そういったことから機能不全家族の中で育ち様々な困難を目にしてきました。私はお酒を飲む場が嫌いでした。しかしこうしてお酒のことを考えることができるようになったのは様々な経験を経て自分自身が成長した証でもあります。

お酒では心は満たせないこと、アルコール中毒で悲しい思いをする人が少しでも減ることを願って作ったビールでもあります。皆さんの手元にその思いと共に届きますように。

「吹奏楽作曲コンクール」の受賞作品

2020年川本町の自然、文化、歴史をテーマとした吹奏楽作品を募集する作曲コンクールを開催しました。審査委員長には作曲家の朴守賢(ぱくすひょん)さんを迎えました。全部で28曲の応募があり審査の結果4曲が受賞作品に選ばれました。

2022年、この受賞作品4曲の世界初演を8月23日に埼玉県和光市で行います。
シェアフル・プロジェクト・島根県川本町とつながる吹奏楽コンサート!

受賞作品の紹介

学生賞 / Live in harmony with nature ~温泉の町 [作曲:渡部 学]

第3位 / 燃ゆる思ひ Mirage  [作曲:萩原 友輔]

第2位 /交響詩「湯谷に生きる」  [作曲:長門 佑紀]

第1位 / 水山想古譚-吹奏楽のために [作曲:矢藤 学]

世界に羽ばたいたヴァイオリニスト

川本町の隣にある江津市桜江町(旧川越村)の歴史を調べていると塩田信之さん(以下信之さん)というヴァイオリニストのことが出てきました。

信之さんは1944年に島根県桜江町で生まれ、浜田市にあった陸軍連隊音楽隊に所属していた、父 卓爾さん(旧陸軍の軍楽隊所属)から音楽教育を受けてヴァイオリンを学びました。高校2年生の時に上京したあと18歳で結成当初の読売交響楽団に入団。そしてオランダのコンセルトヘボウ管弦楽団のオーディションを受けアジア人初のヴァイオリニストとして入団。1993年にオランダで54歳で亡くなった。

この島根の片田舎から世界に通じる人が居られたこと、そして日本のクラシック音楽の歴史の1ページとしてもっと広く知られて欲しいと思ったため、塩田さんを偲ぶメモリアル・コンサートを企画。この企画は2020年3月まで川本町地域おこし協力隊として活動された伊藤浩平さんと共に進めています。2021年10月2日、江津市の水の国にてバロックヴァイオリン奏者の寺神戸亮さんをお迎えして第1回目の「ノブ_シオダ・メモリアルコンサート」を開催。塩田さんの功績を称えました。会場には地域住民を中心に約80名が参加しました。

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第2回目は2022年5月7日に開催。チェロ奏者の鈴木秀美 氏が率いる、楽(らく)遊会弦楽四重奏団がオール・ハイドンのプログラムで演奏しました。アンコールの最後まで優しい音が響きました。

次回は2022年10月に開催予定しています。

ギターとトロンボーンのコンサート

ギタリスト西里博喜さんをお招きして島根県内のカフェ等を中心に年に1度のペースでコンサートを開催しています。西里さんとは20代の頃に関西の音楽教室でお互い講師をしていて知り合いました。コンサート名は「My Favorite Songs」と名付けています。色んな音楽に取り組んでいます。

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