こんにちは、永田です。(Twitter アカウント @ trombonemusic11)
シンガポールの初代首相リー・クアンユーの言葉
今、日本の社会が抱えている問題は日本人自身が将来、どのような社会を望んでいるのか分かっていないことだ。
この言葉を元に日本の社会問題や私の考え、いろんな人の考え方について触れていきたいと思います。フィリピンのデザート、ハロハロを食べながら考えてみました。
日本の大学生に日本での一番の問題は何か聞いてみた
返ってきた答えは、少子高齢化問題でした。高齢者が増えていき、若い世代が支えきれないこと、自分達が高齢者になったときに年金の支給がない可能性があること。要するに将来に希望が持てないということです。これは本当に大きな問題です。未来に希望が持てないというのは途上国のスラムでの生活の話ではなく、先進国日本のこれからを担っていく若い世代の生活の話だからです。
日本のいまの政府は国民の生活が良くなっていくことを考えていないと思います。若い世代は将来、年金はもらえないのであれば生活資金の運用の違う方法を早く考えていかなくてはならないので政府はどうして行くのかの判断を急いで欲しい。若い人が希望を持てない社会をつくってどうするんでしょうか。
介護難民がでるこれからの日本
日本は高齢化社会を迎えて、高齢者を支えられるのかという問題を抱えている。隣国、台湾、韓国も同じ問題を抱えているがそれらの国の全人口は日本の4/1や半分ぐらいです。
介護職の低賃金問題というのもあるが、これらはほとんど改善されていない。離職率は上がり、介護需要は伸びていく。人材不足からの介護を受けられない人が出てくるのが自然だ。
台湾の最近のニュースによると、高齢者に鉄道に乗れるクーポンを支給してどんどん外出して動いてもらい介護予防を行っているという。私は旅行が好きなので少しうらやましい政策です。
日本人でも介護施設や訪問介護、デイサービスの現場を実際に見た事がある人は少ないのではないでしょうか。私は20代のときに介護業界で業績1番のベネッセで3年ほど働いた経験があります。施設、訪問介護も経験しました。私の女子力が高いのもこの仕事の経験があったからかもしれません。
介護は誰でもできるような家事仕事が多いように見えますが、利用者の数だけ要望や希望があるので究極のサービス業であります。私が働いていた施設は高級志向の施設でお医者さん、社長が多く、たくさんの利用者から人生について学べることが多かったです。少し余談に走ったので戻ります。介護業界を知っている分、問題が解決されることを祈ります。
理想の老後
介護の話をしたので理想の老後というのを考えてみましょう。とはいえ人生百年時代、年金がもらえない可能性がある中で退職、老後というものはないのかも知れませんが。
そんな中でもみんなが考えることは自宅で暮らしたいということではないでしょうか。介護施設に入ると一気に認知症が進んだり、日常生活での動作が難しくなる傾向にあります。自分の好きなときにテレビを見たり、ご飯を食べたり、アイスクリームを食べたり、お寿司を食べに行ったり、買い物に行きたいわけです、人間は。
人生を人間らしく生きること、それを目指したいなと思います。90歳でもアイスクリームが食べたいから買ってくるわ、と言っていたいです。
人手が足りない
介護業界だけでなく多くの業界で人手が足らない問題にこれからぶち当たることになるのは避けられません。打開策としては海外からの労働者です。問題になるのは日本側の受け入れだと思います。
看護師、介護士の受け入れに日本語の試験、国家試験を日本人と同じもの要求するなど、本当に受け入れる気があるのかなと考えてしまいます。
韓国、台湾は言葉は来てから学んでもらえば良いという条件を出して行くそうです。
全員ではないが日本人の外国人嫌いが目立ちます。日本に働きに来た外国人、在住している外国人に差別的な言葉やバカにした態度を取る人が一定数は居る。そういう態度を取られた人は母国に戻れば日本には行かないほうが良いと確実に伝えるだろう。それはブーメランのように私達の生活に返ってくるでしょう。あぁ人手が足りないという嘆き声が聞こえる日もそんなに遠くはない。
毎日を楽しく生きたい
朝起きて会社に行きたくない、学校に行きたくないという毎日ほど悲惨なことはない。しかし多くの日本人はそれに耐え忍んでいる。有限ある自分の人生をそんなに無駄にしないで欲しい。若い世代が希望を持てていないことにも問題であるとみんなが気づき変えていきたい。
あなたがやりたい事ができていないのではないか? それが一番の社会問題なのではないでしょうか。そんな風に思った5月なのでした。
つづく。