戦前にはマニラ麻の栽培のために多くの日本人が入植したミンダナオ島のダバオ市。多いときには2万人の日本人が暮らしていました。戦争で全てを失いました。戦後もフィリピンに残された残留邦人の問題は当事者の高齢化により解決までの残り時間が限られてきている。
戦後は欧米のプランテーションでのバナナ栽培が盛んに行われて日本にたくさん輸入されていますが、そこでの労働問題、人権問題のことは多くの日本人は知らないまま安いバナナを食べています。このような課題もフィリピンにはあることを前提としてお話をしていきます。

農業技術・音楽文化の向上
私がセブ島で活動していたときに出会ったバイオリン奏者クリスさん(写真上)はミンダナオ島のダバオ市の山中のカルメン地区出身で数年前に母が亡くなってから実家に戻っている。私も一度この地域を訪れましたがインターネットの電波が入らないとても山奥の地区です。南国のフィリピンなのに標高が高いため夜はとても寒かったです。
クリスさんがセブで暮らしていた時は教会の合唱団、バイオリンの指導、オーケストラでの演奏活動を行っていました。ダバオに戻ってからは農業を営みながら地域の子どもたちにバイオリンの指導を続けている。フィリピンではまだ音楽が一般の人には広まっていない。クリスさんはダバオにもオーケストラを作りたいと話しています。そのために子どもたちが音楽に触れられる環境づくりを自ら行っています。
コロナ禍になってからクリスさんが暮らす地域の畑で作っている作物があまり売れなくなり、収入が減っていること。そのためにボランティアで行っていた地域の子どもたちへの音楽レッスンを辞めざる得なかったこと。
農業用の土地の改良なども必要だと聞いています。また錦鯉の養殖、バラの花の栽培も手掛けていきたいと話しています。地域の農業技術、音楽文化、生活の向上を目指して進めていきたいと思います。
プロジェクト
◎畑の状態を向上
畑の土の改良、作物の種・苗の購入などをサポートしてまずは地域住民の生活の安定を作っていく。全てシャベルなどを使った手作業のため器具の提供も必要であれば考えていきます。
◎生活面の安定
バラの花の栽培、錦鯉の養殖など新たな収入源を獲得することで地域の生活向上を図ります。
趣旨と目的
- ダバオ市カルメン地区の人々の生活を向上していくこと
- 子どもたちの音楽教室を再開させること
- 日本の地域振興の活性化を行うこと
- フィリピン残留邦人の問題の解決に向けたアプローチを行うこと
◎バイオリン教室の再開
クリスさんがボランティアで指導していた音楽教室の再開ができるようにサポートしていきたいです。多くの地域の子どもたちがまた音楽のクラスに参加できることを待ち望んでいます。
◎地域のオーケストラを作る
日本も音楽活動の再開の目処が立ちませんが、そんな時はこれから音楽文化が育っていくところを応援していく活動に参加してみませんか?そしていつかみんな一緒に演奏できる日が来ると思います。
主なスケジュール |
プロジェクト開始(2021年4月) |
音楽教室の再開(5月) |
農業技術の講習開始(7月) |
クリスマスコンサート(12月) |
次年度に向けて確認(3月) |
第2期目開始(2022年4月) |
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現地の声を聞いて進めていく
農業技術、音楽文化の向上をという現地の声から始めたプロジェクトですが、進めていく中で現地から様々なニーズが出てきた場合にはその分野の専門家に尋ねながら現地の人々が必要なことを進めていきます。
参加方法
参加方法 1
【農業従事者からの助言】
私自身が農業に関する技術がないため、専門家の方に助言を頂ければより良いプロジェクトになっていくかと思っています。一緒にプロジェクト進めていただける方を探しています!
参加方法2
【月額サポーターになる】
◎月額1,500円(年末にカレンダー1冊のリターン)
◎月額5,500円(お菓子とクラフト・ビールのリターン 年2回)
◎月額10,000円(WEBサイトに氏名・法人名を記載いたします)

参加方法3
【楽器を届ける。オーケストラに向けて】
子どもたちが参加する音楽教室で使用する鍵盤ハーモニカ、リコーダー、バイオリンなど弦楽器を郵送できるものは送って、渡航が可能になれば直接持っていきたいですね。
参加方法4
【このプロジェクトをSNSなどでシェアする】
多くの方にこのプロジェクトを知っていただけるようにみなさんのSNSで拡散をお願いいたします。このような方法でも協力ができますよというご提案もお寄せください
リターンのお菓子、ビールは島根県の食材を使ったオリジナル商品を年2回、6月と12月にお送りいたします。
ご協力いただける方からのお問い合わせお待ちしております。