日本にも多いアダルト・チルドレン

こんにちは、永田です。(@ trombonemusic11)

アダルト・チルドレン(Adult Children)<以後AC>っていう言葉を知っていますか?

ほとんどの人は、なじみが無いと思います。
アダルトチルドレンとは、「機能不全家庭で育ったことにより、成人してもなおトラウマを持つ」と定義される。

しかし今の日本では60%近い人がACだといわれています。
日本の社会がもつ生き辛さ、閉塞感、少子化、様々な問題の根源にもなっていると感じたためこの記事を書いています。

ACという言葉を知らない方には知るキッカケに、生き辛いと感じている人にはひとつの救いになればなと思います。

きれいなセブの海を眺めながら考えてみました。

ブログ2

アダルト・チルドレンとは?

子ども時代、家族という安全基地に居られたら幸せだ。
そう、この安全基地である家族が機能しないということがあるのです。
家の事例、父親について

例えば自分の家族の誰かについて、家族の誰かが悪く言っているのをずっと聞いていると信頼関係、人を信じることはできなくなります。
または親が社会的権威者であった場合、子どもに対して自分の理想を押し付けたりしてしまう。それも子どもにとっては苦痛を与える。
子どもにとって一番の安全基地である親や家族が機能しないと子どもの発達だけでなく大人になってからの人間関係、自己実現など多くのことに影響を与える。日本の人口の半数以上が子ども時代の傷を負ったまま生きていると考えると日本の社会が荒んだり、生き辛く感じるのは自然では無いでしょうか。

安全基地は家族でなくてもいい

ホッとできる空間、安全基地は家族が機能していないのであれば他に求めていくのも救われる1つの方法だと考えます。それは学校、友人、祖母、近所の人々、部活、習い事、その人にとって自分らしく安心して過ごせる場所です。
私にとっての安全基地、それは音楽でした。
安全基地は子どもだけでなく誰にでも必要な場所。ホッとできる居場所、コミュニティ作りがこれからの日本では重要になってくるのではないでしょうか。

家族の溝は修復可能

家族間での幼少の頃からの愛着の問題によって様々な症状が現れたとき。
①医学的なアプローチ
症状から病名の診断を受けることで、家族も病気だと認識できて関わり方を変えることが可能。

②家族間での愛着に目を向ける
カウンセリングを通して家族間の関わり方を変えていく。

家族内での問題は家庭で対処するという考え方が根深く残る日本。それはなぜそういう考え方に至ったのか。元々、日本はお互いが助け合う地域コミュニティがしっかりあったと考える、明治維新の後に西洋文化が一気に入り込んできて、社会福祉が整う間もなく多くのことが西洋式になった。その時に家族の問題は置き去りにされてしまったのではないか。家族のことは家族内で解決するようにと。
この考え方が現代でも残っているため家族や子どもの問題が見えにくくなり、手がつけられなくなって初めて明るみになるという事態が起きている。家族の問題、子どもの問題を相談できる機関の充実が現代の日本がより良くなるキッカケとなり、地域創生、少子化、移住などが話題にあがりますが、子どもを育てやすい環境、子どもと大人が安心して暮らせるコミュニティ作りがカギを握っていると考えます。

価値観の多様化~子ども時代の傷

誰とも仲良くしたくないし、結婚や家庭を持つことを素敵だと感じない。そんな人はたくさん居るのではないか。そう感じてしまう理由を過去の自分や家庭環境を紐解いて考えていくことをお薦めする。専門家に聞いてみることが良い。また愛着障害の本も少しずつ出版されているので大きな助けとなるはずです。
自分の親からのこういったアプローチによって自分の考え方が形成されてしまったのだなと様々なことが見えてきます。そして第二の人生を多くの人が歩めるようになって欲しいです。

愛は負からも学べる

子ども時代に安全基地としての家族があり、愛されて育ち、愛を学ぶ方法もある。また機能不全の家庭で育っても他の場所や人が安全基地として機能した場合、これが愛なのか、と思えることが可能です。これは私の経験からも言えることです。なのであきらめないで!

男性と上手く接するのが難しいと感じる人、父親との関係性を見直してみるといいです。
女性と上手く接するのが難しいと感じる人、母親との関係性を見直してみるといいです。

私も専門家では無いですが経験やこれまでに読んだ本からまとめてみました。しかし、いずれ家族社会学、愛着障がい、カウンセリングなどを学ぶ機会を作りたいです。興味がある方はお話いたしましょう。それではまた!

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